四番目

現在俺は窮地に居た……事の成り行きで自治会に入ることのなり行って見たらのハプニング……
しかも、「三笠ももか」先輩の用事に付き合わされる事になり……

「おい、あいつ何なんだ……」
「しらないが…我らがももかさんと並んで歩くなんて……」
「ゆるすまじぃー」
と言う不吉な会話が聞こえてくる……
「おいおい……どうなってんだこの学校……」
もしや、俺は希に見るとんでもないところへ来てしまったのか……
「ねぇ?」
「は、はいっ!」
しまった、突然呼ばれつい変な返事を……
「三浦君は自治会に何の用事だったの?」
そんなことを聞かれるが甘い香りで頭が回らないせいか分からなくなってきた…はて、なぜあそこに行ったのか……そこで俺は重大なことを……
「あっ!三笠先輩…あの…自治会に池澤って言う怪しげな男居ませんでしたか?」
すると池澤と言う単語を聞いた瞬間から明らかに三笠先輩の表情が引きつり始めた
「い、池澤…って…い、い…いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
三笠先輩は幽霊でも見たような血相で走り始めた
「まっ!まって…待ってください!」
後を追いかけるが早い…恐ろしく早いのだ…
「きゃぁ!こないで!近寄らないで!」
「え!えぇぇぇぇ!」
俺は驚いた…あの男は何かしたのか…


そのころ、この学校内、現在美術科所属、現二年生でありこの学校内でおそらく5本の指に入るほど凶暴な者が1人……
「しかし…勇次も大変だな…まっ!変態犬の事なんか知らないけどさ……」
大学生の割りに低い身長いっぱいにウェーブのかかった髪を下げて幸せそうな表情で肉まんをほお張る少女が言う

「こないでぇ!」
いまだに走る続けているももかは角を曲がりその少女の横を猛スピードで通り過ぎる
「……あ、危ないわね!…まったく…はむ…おっいしい!」
そして少女が2口目を食べようとした時
ガンッ!
「いった!」
「いったぁい!なにするのこの馬鹿!」
2人はぶつけた位置をさすりながらお互いを確認する
「…すいません…」そう言おうと口をあけたとき
「あっ!あああああああ!!!!!!」
少女は神を蹴り飛ばしその下敷きとなった肉まんを拾い上げると
「……許さない……絶対に……」
なみだ目で神を睨むとどこかへ走り去った
「……」
神は正直、やばいと思ったがその場は済んで安堵の息をついた…しかし、もう1人厄介な人物が……
「み!三笠先輩……」
叫ぼうと思ったがそこにいるはずもなく…神はしょうがなく自治会室に戻った

同じ扉のまえで先ほどと同じように扉を勢いよくスライドさせた
「し、失礼します…」
やはりだれも居なかった…仕方なく引き返そうかと思った矢先
「なんだ、入るのかはいらねぇのかどっちかにしろ!」
ビクッ!神の背筋に寒気は走る、とんでもなく乱暴な男口調どんな男かと思えば
「す、すみません…すぐ出ますんで…」
振り返るが矢先、予想もしていなかった……そこに立っていたのは、Tシャツ、トレパン姿の黒髪の少女…いや、少女と言う部類なのか…少し大人びた切れ目に形のいい顔、長いつややかな黒髪は和服を着たら和服美人と言うかもしれないほど美しかった
「……」
我ながら言葉を失った…
「おい!邪魔だといっているのが聞こえないのか!」
その叫びに我に返ると「すいません……」と言ってそこをどく
「はぁーあ、すけっともらくじゃねぇーな!」
と言いながらTシャツを脱ぎ捨て下着姿になる
「はぁーあちあち……」
手で仰ぎながら汗でぐっしょりの下着少しでも乾かそうとうごかす
しかし、そのたびにキレイな背中が見えたり見えなかったり…胸も…
「おい?まだ居たのか…用事があったんじゃないのか…?」
「い、いえ!」
神は精一杯顔を背け部屋から出た……

「どうなってんだこの学校は……」
青年はしばらく学校内を彷徨う事になった


「こんにちわぁ……」
青年は午後、再度自治会室を訪れた
午前とは打って変わり色々(とは言ってもほぼ女子しか居ないが……)な人が居た
「あっ!三浦君…さっきは、そのぉーごめんね…突然行っちゃって……」
「い、いえいえ、謝るのはこっちですよ……ところで……」
神は自治会室の辺りを見回すが池ざwらしき人影は確認できなかった……
「おう!またお前か」
先ほどの和風美人が登場した
「どうも会長」
「おう、やっとみんな戻ったか…ん?どうしたそんな青い顔して…」
「か、会長って……じ、自治会長さん?で、ですか……」
ももかと会長は不自然にガタガタ震える神を不思議そうに見る
「そうだよ!我らが自治会長にしてみんなのアニキだよ(年齢的意味でも……)」
「おい……いま私の歳の事言わなかったか?」
ももかはあわてた様子で「そんなことありませんよと言う」が兄貴は誤魔化せない
「会長さ、さん?」
「あっ?人を会長、会長って呼ぶな!私を呼ぶ時は自治会長か水街先輩、または兄貴と呼べ!」
「は!はい……ゴフゴフ!」
あまりに勢いよくしゃべったせいか咽てしまった
神が咳き込んでいると後ろから思いっきり蹴られた
「い!いったい!」
「なんだ…変な声出して…」
蹴った主は何食わぬ顔で神とももかと兄貴を睨みつける
「おう!竹島、どうだった?」
「ああ、しずなのおかげで助かったぜ、さんきゅーな」
いかにもスポーツマンの格好をした日焼け男は早々にそう言うと立ち去った
それと入れ違いに池ざwが入ってきた
「来たか三浦…」
予想通り…神はそう思った…眼鏡に似合わないおかっぱ頭、おまけに身長と体型の不釣合い…これでは秋葉のオタクだ…
「ウグゥ……」
ももかは一瞬にして硬直しすぐに自分の席に戻った
「おう!池澤…そうかお前が言ってた新入りってこいつか…」
「はい、会長…」
池澤はそれだけ言うとそそくさと「こい!」と小声で呟き神の腕を引っ張った


「約束どおり来たな……これがその情報だ……」
といって一冊のノートを受け取り「ありがとう」といってノートをめくる
「その子の名は鵜飼レナ…お前と同じ一年…住所と電話番号は…」
なんか知ってはいけない情報までのっていた「どうやったのか?」と聞くと、知らんとしか言わなかった
俺は「ありがとう」と言うと池澤は「いいんだ、俺はこれで…グひヒヒ…」という気味の悪い笑え声と共に再度自治会室に入った

しかし、どの道俺の運命はひどい方向に傾き始めていた


おまけ
しずな「なんだかやっと話が流れるな…」
神「会長?」
しずな「あ?なんだ?」
神「会長っていったいいくt……」(踵落とし)
しずな「レディに気を聞かせろと習わなかったのか!てめぇは!」
神「踵落としを躊躇なく食らわせてくる人をレディとはいいませn…」(顔面パンチおまけの回し蹴り)
しずな「無駄な時間をすごした帰る…」
神「死ぬ…これ以上やられたら体が持たない……」

  • 最終更新:2009-10-15 19:52:10

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