十一番目

…すっかり空気が重い…何もしてなけど重い…
「…ごめんね…突然…」
「い、いや、全然気にしてないよ…」
「私ね…昔から、お姉ちゃんのこと思い出すとどうしてもね…」
その後、彼女は僕に色々と話した、詳しくは覚えていないがほとんどが会長のことだった
その時だけ、もっと道のりが長かったらと思った・・・でもすぐに着いた
「思ったより遅かったな?」
いまだに頭を抑え続ける会長
「ごめん、お姉ちゃん・・・はい」
「さんきゅー」
「はい、ももか先輩」
「ど、どうも」
2人は水を一気に飲みほす
「…ふー…よし、とりあえず今日は解散する…鈴、活動記録頼んだ」
「えーと、なぜですか?」
「留美はいないし、ももかはあの調子だ…頼んだぜ副会長」
鈴先輩は嫌そうなのか、そうでないのか分からない表情で「分かりました」と言うと
席に座って書き始めた
俺も、その辺を後片付けし、ごみを捨てに行くと、またも鵜飼さんに合った
「また合ったね」
鵜飼さんは優しい笑顔でこっちを見るとごみの入ったバケツのふたを開けてくれた
「ありがとう…」
「どういたしまして」
僕は(鵜飼さんの近くにいる時は僕で)ごみを捨てながら「…どうしてさっき僕に話を?」と聞いてみた
すると「…自分でもわかんない…でもね、なんか、話したくなった」と言った
僕は少し気になったが深追いはしない事にした
これがはじめてあった日の話・・・


その日は会長の意向と百合先輩の言い分でしばしの休みになった
「あーあ、うち帰っても暇だな…ゲームでもするか…な…」
俺はその時、とんでもない物を見た……
「ゆ、百合先輩!?」
そこには、ぼろぼろで倒れている百合先輩の姿が…
「み、三浦…あ、あいつらは…?」
「だ、だれも居ません」
「そ、そう…」
百合先輩はぼろぼろの体で立ち上がろうとする
「手…貸しましょうか…」
「いや、大丈夫…」
そう言うと、ポッケから鍵を取り出しどこかへ行ってしまった
俺はその姿をただ見ていることしか出来なかった…


次の日の朝、道端で倒れていた高校生の話を聞いた
なんでも、全員ぼこぼこに竹刀か何かで殴られていたらしい
そして偶然にも、今日は百合先輩が休みだった…そしてこんな会話を聞いた
「…何でも、その高校生たちは背丈の小さい女の子にやられたらしいぜ・・・」
と友人の仮A君が話していた


「…勇次君…ま、まさか…ね?」
「そうだ…昨日百合は飯すら食いに来ていない…これがどう言う意味だか分かるな…」
「大学入ってから、やってなかったからまさかと思ってたけど…」
「元後輩に襲われたらしいな、学校でそれで仕返しのつもりがこの騒ぎだ…何やってんだよあいつ!」
勇次先輩は机を叩くと、部屋を飛び出した
「私も行くYO!」
美野里先輩も後を追った
「…大変なことになりましたな・・・」
「ああ、どっかの馬鹿のせいでな…いや、三浦神!」
「お、俺ですか!?」
「そうだ…そもそもあいつらがあんな簡単に自治会に入ってくれたか、考えた事あんのか!?」
「い、いえ…」
「だろ、もともとあいつらには口裏を合わせてもらってたんだ・・・・つまり?」
「・・・つまり・・・どう言うことですか?」
「鈍いな!…どこぞのヒロイン並に鈍いな」
「ヒ、ヒロインって・・・」
「つまり、お前に少し期待と言うものが無駄ではないと――――」
「ど、どうして、会長が!?」

次回衝撃の事実発覚!

  • 最終更新:2009-10-27 00:05:58

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